鍛冶屋の槌を振るう利き手は、
その反対側の手に比べて見違えるほど太いはずです。
利き手は、毎日毎日重い槌を振るっているからです。
それにくらべて反対側の手は鋼を押さえるだけで、
利き手に比べたらはるかに貧弱になってしまいます。
仕事をしていると反対側の手になりたがる人が
多くいることに誰しも気がついていることでしょう。
誰しも「出来たらスキルは得たい」と思っているでしょうが、
その希望とは裏腹に、実際にやっていることは、
反対側の手のようなことが多いことにがっかりします。
同じような話で、
中高校生のころは誰も「パシリ」には、なりたがらないのに、
仕事についたとたんに「パシリ」になりたがります。
何かしらのリーダ経験をした人なら誰でも、
「私はそんな指示は聞いていません。」
「それは私の作業ではありません。」
といった部下の言葉を聞いたことがあるはずです。
他人に自分の仕事自体を委ね過ぎている人が多く
本当にがっかりした経験があるはずです。
なにかの本の受け売りですが、
何かに依存すると
その人は弱くなります。
ここで依存すると、と言うのは、
「自分自身以外に自分の行動の責任を置くと」
「何か自分以外のものに過度の期待をすると」
と言った意味です。
会社に頼り過ぎている人は、当初は居心地が良くとも
そのうちにだんだんと、会社に「ノー」と言えなくなっていくでしょう。
親に頼り過ぎている人は、親がいなくなってからのことを考えると、
強い不安に襲われるでしょう。
彼女、彼氏に頼りすぎている人は、フェアなケンカなんてできないに違いありませんし、
また、妻、夫にに頼りすぎている人も同様でしょう。
もちろん何も他人に感謝せずに生きていける訳はなく
そういった事を言っている訳ではありません。
単に、何かに依存しすぎて
反対側の手のように弱弱しくならないように注意しましょう、
という話でした。